前の記事でお伝えした通り、東急リバブル・住友不動産ステップの2社を比較した時、個人的な感触としては、現実的で説明が分かりやすかった東急リバブルの方に傾いていました。ところが、最終的に専属専任媒介契約を結んだのは住友不動産ステップでした。この記事では、その決め手になった理由について書いていきます。
おさらい:2社の査定スタイルの違い
- 東急リバブル:市場の実勢に近い、現実的な価格
- 住友不動産ステップ:相場よりやや強気な価格
このあたりの詳しい比較は、こちらの記事にまとめています。
正直な感覚として、現実的な価格提示と根拠データの見せ方のスタイルが、個人的にはしっくりきていました。
決め手になった「近隣の新築マンション」の話
心が揺れたきっかけは、住友不動産ステップの担当者から聞いた、ある提案でした。
我が家の近隣で、住友不動産が手掛ける大型の新築マンションが建設中だったのですが、そのマンションの購入を検討している見込み客の中には、「新築マンションを買うために、今住んでいる家を売りたい」という人が一定数いるとのことでした。
住友不動産ステップは、その新築マンションの見込み客リストを、我が家の売却にも活用できるという提案をしてきたのです。つまり、単に不特定多数に広告を出すのではなく、「近隣に住み替えたいと考えている、購買意欲の高い層」に直接アプローチできる可能性がある、という話でした。
価格の高さより「売れる可能性」を重視した
正直、査定額そのものは住友不動産ステップの方が強気(高め)の数字ではありましたが、契約の決め手になったのはそこではありませんでした。「具体的に、どんな人に売り込めるのか」という販売戦略の解像度の高さが、最終的な判断を後押ししました。
不動産の売却は、査定額の数字そのものよりも、**「実際に、その価格で買ってくれる人がどれだけいるか」**が重要なのだと、この経験を通じて感じました。
専属専任媒介契約を選んだ理由
契約の形態にも、いくつか種類があります(一般媒介、専任媒介、専属専任媒介など)。今回は、住友不動産ステップと専属専任媒介契約を結ぶことにしました。
専属専任媒介契約は、依頼できる不動産会社が1社に限定される分、その会社が本腰を入れて販売活動をしてくれることが期待できる契約形態です。今回のように「近隣の見込み客にアプローチする」という具体的な戦略がある場合、1社に絞って任せる方が、その強みを活かしやすいと判断しました。
この決断を振り返って
金額の高さだけで会社を選ばなかったのは、我ながら良い判断だったと感じています。「どちらが高い査定額を出したか」ではなく、「どちらが、うちの家に合った売り方をしてくれそうか」という視点で考えたことが、最終的な決め手になりました。
これから査定を依頼する方には、査定額の比較だけでなく、**「なぜその価格で売れると考えているのか」「どうやって買い手を見つけるつもりなのか」**という販売戦略の部分まで、担当者に踏み込んで質問してみることをおすすめします。
この後の内見対応や売買契約、引き渡しまでの経緯については、こちらの記事から続きをお読みいただけます。
この記事は個人の体験・判断に基づく記録です。媒介契約の種類や向き不向きは、物件の状況や売主の希望によって異なります。契約形態の選択にあたっては、不動産会社からの説明を十分に確認することをおすすめします。



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