「地価が上がっているらしいから、うちも売ったらいくらになるんだろう」
そんな軽い興味から始まった我が家の売却検討でしたが、実際に動いてみると、想像以上に奥が深い世界でした。この記事では、東京都心近郊のベッドタウンにある持ち家を、一括査定サイトで6社に依頼し、最終的に大手2社の内見査定を経て専属専任媒介契約を結ぶまでの一部始終を、実体験ベースで書いています。
これから査定を検討している方の判断材料になれば嬉しいです。
きっかけは「地価上昇」のニュースだった
都心の不動産価格が高騰しているというニュースを、ここ1〜2年でよく目にするようになりました。最初は「都心の話でしょ」と思っていたのですが、次第に「郊外でも地価が上がっている」という報道を見るようになり、「うちの家も対象になっているのでは?」と気になり始めたのがきっかけです。
さらに、購入した時の金額よりも高く売れているケースがあるという話も耳にするようになりました。もし本当にそうなら、住宅ローンの残債を払っても、まとまった金額が手元に残るかもしれない。そうなれば、その資金を元手に投資に回すことで、将来的なリターンを増やせるのではないか——そんな計算が頭をよぎりました。
(このあたりのマネープランについての考え方は、別記事で詳しく書いています)
持ち家か賃貸か、そして学区の問題
売却を考え始めてすぐにぶつかったのが、「売った後、持ち家に住み続けるのと賃貸に切り替えるのと、どちらが得なのか」という悩みです。
さらに我が家の場合、子どもがいることも大きな判断材料になりました。売却して引っ越すとしても、子どもの学区域だけは変えたくないという条件があったため、選択肢は自然と限られてきます。この「持ち家 vs 賃貸」「学区を変えない引っ越し」の葛藤についても、別記事で詳しく触れています。
まずは一括査定を試してみた
悩んでいても始まらないので、まずは情報収集のつもりで不動産の一括査定サイトを利用してみました。結果として6社ほどから査定が届き、あわせてAI査定サービスにも申し込んでみました。
正直なところ、ここまで気軽に複数の査定額を比較できるとは思っていませんでした。一括査定の使い勝手や、各社からの営業連絡の様子、AI査定の精度については、別記事にまとめています。
(残念ながら、査定サイトのマイページの閲覧期限が切れてしまい、当時の画面のスクリーンショットは残っていません。この記事はすべて記憶とメモを頼りに書いています)
大手2社に内見査定を依頼
一括査定の結果をふまえて、最終的に東急リバブルと住友不動産ステップの大手2社に絞り込み、実際に自宅まで来てもらう「内見査定」をお願いすることにしました。
この2社、査定のスタイルがかなり対照的でした。
- 東急リバブル:市場の実勢に近い、現実的な価格を提示
- 住友不動産ステップ:強気の価格を提示
さらに面白かったのが、どちらの会社も「スロープラン(強気価格)」「スタンダードプラン(適正価格)」「ファストプラン(相場より安い価格)」という3段階の価格プランを提示してきたことです。この「なぜ3つの価格が出てくるのか」という不動産業界特有の仕組みについても、別記事で詳しく解説しています。
査定額やアプローチの違いについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
(内部リンク:記事④「大手2社の査定スタイルの違いを徹底比較」へ)
個人的には東急リバブルに傾いていたが
正直な気持ちを言うと、現実的な価格を提示してくれた東急リバブルの方に、個人的には気持ちが傾いていました。誠実さや説明の分かりやすさが決め手になりそうだったからです。
ところが、最終的に契約したのは住友不動産ステップでした。
理由は、近隣で住友不動産が手掛ける大型の新築マンションが建設中で、その物件の見込み客(住友不動産ステップに登録している購入検討者)を、我が家の売却にも呼び込める可能性があるという提案があったためです。この「価格だけでは測れない決め手」について、詳しい経緯は別記事にまとめました。
(内部リンク:記事⑥「なぜ査定額が低めだった住友不動産ステップと専属専任媒介を結んだのか?」へ)
この体験談シリーズの記事一覧
今回の売却検討〜契約までの体験を、テーマごとに分けて記事にしています。気になるところから読んでみてください。
- 東京郊外でも地価上昇は本当?売り抜けて投資に回すマネーシミュレーション
- 持ち家vs賃貸のリアルな葛藤と「学区を変えない引っ越し」の条件
- 不動産一括査定6社+AI査定を試してわかったメリット・デメリット
- 大手2社(東急リバブル・住友不動産ステップ)の査定スタイルの違いを徹底比較
- 不動産屋が出してくる「3つの価格プラン」の仕組みとは?
- なぜ住友不動産ステップと専属専任媒介を結んだのか?
これから売却を検討している方の、判断材料の一つになれば幸いです。続きの経緯(内見対応、売買契約、引き渡しなど)についても、今後の記事で追ってお伝えしていきます。
この記事は個人の体験に基づく記録です。不動産会社ごとの査定額や対応は物件・時期・担当者によって異なります。実際の売却をご検討の際は、複数社への相談をおすすめします。
本記事に登場する企業名は、当時実際にご対応いただいた会社を事実に基づいて記載しています。特定の企業を推奨・非推奨するものではありません。
コメント